こころん

メンタル疾患を持っていても、心豊かな生活を目指して

物にも心がある?

私の知人で「物にも心があるよ。だから最後の最後まで使ってあげるんだ。」という人がいます。最初にそれを聞いた時、「え?そうなの?」と、キョトンとしたのを覚えています。その人との付き合いの中で、なんとなくそのことを考えるようになり、確信までは持てませんが、「あるのかも」と考えるようになりました。

 

物は確かに大事に使えば長持ちしますし、愛着も湧いてきます。洗濯機やオーディオなどの機械類がうまく動いてくれない時も、癇癪を起こして乱暴に扱うと止まってしまったりします。逆に根気よく付き合っていくと、意外に長持ちしてくれた、という経験を持つ人は多いと思います。その人の影響もあり、物を大事に長く使うことが増えてくると、ほとんど物を買わなくなりました。

食費や消耗品などの最低限必要なもの以外、お金を使わないと、満たされなさを感じるかな、と最初は思いましたが、逆でした。

 

動物や植物を愛情をかけて育てると、答えてくれる、というのと同じように、物を大事にすると心もなんだか満たされてきたのです。

 

今あるもので充分、と思うのと、足りないものばかりに意識を向けるのとでは、心の安定が違うのでしょうね。

 

使わなくなったお金は、時々お花を買ったり、マッサージに行ったり、より自分にとっての幸福度を上げてくれることに少し使おうかな、と思っています。